大雨や暴風などにより災害が発生する可能性がある場合に、気象庁が発表する「警報」。この「警報」の基準をはるかに超える現象が予想され、重大な災害が発生する危険性が著しく高い場合に=下のイメージ図を参照=、気象庁は、新たに「特別警報」を発表し、最大限の警戒を呼びかけることになりました。 過去の例では、「東日本大震災」における津波や、観測史上最高の潮位を記録した「伊勢湾台風」の高潮、紀伊半島に甚大な被害をもたらした「平成23年台風12号」の豪雨などがこの「特別警報」の対象に該当します。 「数十年に一度しかない非常に危険な状況」を意味する「特別警報」が発表されたら、屋外の状況や避難勧告や避難指示を確認しながら、直ちに命を守る行動をとってください。 ・運用開始 : 8月30日(金)の午前0時 ・種類 : 大雨、暴風、暴風雪、大雪、地震動、火山現象、地面現象、津波、高潮、波浪 ・問い合わせ : 気象庁のホームページ をご覧いただくか、岐阜地方気象台防災業務課(TEL 058-271-4108)へ (平成25年8月15日号) ≫目次へ戻る
まず、対象例の年齢、性別、身長・体重・腹囲など、喫煙、飲酒などの生活習慣、そして、血圧などの管理の対象となる検査数値の面から望ましい形を考え、食事、運動、知的活動のそれぞれのあり方を考えてみましょう。 第一は生活習慣の現状と管理目標とする数値です。 血圧は140/90mmHg未満を維持するようにします。高齢者の場合には150~160/90mmHg未満とします。血圧は朝(朝食前)だけではなく、ときには夕方あるいは就寝前にも測定してみます。夜になると血圧が上昇する夜間高血圧という場合があるからです。 健康診断などでの血液生化学検査では、総コレステロールは240 mg/dl未満、LDLコレステロールは140 未満、HDLコレステロールは40 以上、トリグリセライドは150 未満が目標です。血糖は125 以下、ヘモグロビンA1cは6. 5%未満が青信号です。尿酸 7. 2 以下、クレアチニン 1. 2以下も確かめておきましょう。 また、服用している薬の内容を確認してください。 肥り過ぎがいけないのですが、痩せ過ぎもいけないといわれています。身長と体重からBMI(body mass index)を計算します。BMIは「体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)」で計算します。身長167 cm、体重 67 kgであれば、67 ÷(1. 67×1. 67)=24 です。22であれば標準体重であるということができ、25を越えると肥満です。腹囲については男性85 cm以上、女性では90 cm以上を腹部肥満とします。 メタボリック症候群というのは腹部肥満がまずあって、脂質異常、血圧高値、高血糖の3項目のうち2項目以上ある場合をいいます。すなわち、腹部肥満がある場合、それぞれの検査値が基準値以下でも高めであれば動脈硬化が進行して虚血性心疾患を発症しやすいという疫学に基づく症候群です。 さらに、喫煙していれば、禁煙しなければなりません。 アルコールは飲み過ぎないようにしましょう。一日に飲む量の目安としては、それぞれ、ビール(度数5%)500 mlまで、清酒(12. 5%)一合まで、焼酎(25%)100 mlまで、ウイスキー(40%, )ダブルで一杯以下です。 睡眠時間は8時間をぐっすり休むこと。快食、快眠、快便が基本です。 第二は食事のカロリーです。摂取カロリー数の推定には80 kcalを1単位とする糖尿病食品交換表が便利です。80 kcalというのは鶏卵1個が該当します。ファミリー・レストランのメニューにもカロリーや塩分量が表示されるようになりました。 適正なカロリー量はBMIを22 とする「標準体重×30」です。つまり、「身長(メートル)×身長(メートル)×22×30」と計算されます。身長 167 cmの例ならば、1840 kcal です。 第三は、食事の内容です。高血圧があれば、食塩制限が大事です。レストランのメニューの表には使用されている食塩含量も記載されるようになっています。注意してご覧ください。摂取食塩量の推定のためには、夜間尿による食塩排泄量計量計を用いることもできます。 日本高血圧学会では食塩摂取量は高血圧の人では一日6 g 未満を目標としています。高血圧がない人の場合、厚生労働省の健康日本21では、一日、男性で9 g 未満、女性で7.